千年屋は栃木県那珂川町に文久元年(1861年)に創業しました。初代から6代目まで地元、那珂川町(旧馬頭町)などたくさんのお客様に支えられて今日の千年屋があります。

千年屋の歴史

History

江戸時代後期の文久元年(1861年)、千年屋初代の吉右衛門が、八溝山の麓で栽培された小豆から練り上げたあんこと、下野平野の小麦を原料として独自の製法で風味豊かな温泉饅頭をつくりました。 それが、和菓子屋『千年屋』のはじまりと言われています。

甘みを抑えた餡とほのかに玉砂糖の香りがする皮とが醸し出す千年屋伝統の温泉 饅頭は、江戸時代より温泉郷として有名だった馬頭温泉の湯治客や地元、那珂川町(旧馬頭町)の皆様に、馬頭名物として長年親しまれて参りました。

『もっとお客様に喜んでいただきたい』という思いから5代目より洋菓子を取り入れ、 千年屋に新たな歴史を刻みました。
そして今、千年屋は先代からの歴史や文化を大切に継承しながら、5代目と6代目が力を合わせながら和菓子と洋菓子双方の良いところを融合させ、時代に合わせた新しい発想で魅力あふれるお菓子作りに取り組んでおります。

千年屋のこだわり

Commitment

滑らかなあんこ

和菓子の魂と言えるあんこは千年屋初代から伝統の味を受け継ぎながら、6代に渡って工夫を重ねて参りました。厳選した北海道産の香り高い小豆は、つややかでまるで宝石のような輝きを放ちます。
小豆を煮る過程では丁寧に上澄みのアクを捨て、雑味を取り除きます。炊き上げた小豆は皮と中身を丁寧に分けてから漉しておりますので、仕上がったあんこは舌触りがよく、こしあんは驚くほど上品な口溶けになります。

清らかな砂糖

口の中に広がるやさしい甘さを生み出すのは、限りなくミネラル成分を取り除いた、ショ糖99.9%以上の極めて純度の高い砂糖です。不純物を含まないその結晶の大きさは国内最大級。千年屋オリジナルの雑味のない清らかな甘さのあんこをつくるために欠かせない素材です。

千年屋自慢の風味豊かなあんこをいっぱいに詰め込んだ『馬頭温泉饅頭』や『鮎最中』『なかちゃん最中』は定番のお土産品としては地元那珂川町の皆様にご愛顧いただいております。

おいしさを求め続けて

千年屋では美味しい素材をより美味しくお届けするために、素材の味を活かし、極力余計なものを加えず、長年積み重ねてきた技術で職人が一つ一つ真心を込め、徹底したこだわりを持って製造しています。